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テキサスの空の下、猫の事、学校の事、家族の事。。。
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rinchanbed
女の子の中では一番大人しいリンちゃんは、
誰にでもなつく、ある意味八方美人な(^^)お嬢さん。
そして、何故か夫の匂いのするものが大好き。
今日も夫が脱ぎ捨てたシャツの上を陣取って寝てしまった、かわいいね。

ソーシャルワークの研究って何するの?と聞かれたのですが、
そもそも、前に書いたように、ソーシャルワークのサイエンスはソフトサイエンス。
研究室にこもって実験するようなハードサイエンスとはまた違うのですね。
外に生きている生身の人間、人間同士の関係、そして環境との関係など
研究室ではできない研究をするのですが。

研究する目的は、純粋に研究に使われるピュアリサーチもあれば、
実践に応用されていく、アプライドリサーチもあり、
そしてソーシャルワークには欠かせない、福祉政策関係の法律の研究もする。

どの研究の根底にもあるキーワードは
”Oppressed people (社会的に抑圧された人々)”、
”Marginalized people(社会から取り残された人々”
"Social justice(社会正義)”,そして”Social Change”
という事でしょうか。 ちょっと単純に分けてみましたが。
このOppresed Peopleを助けるHelping Professionがソーシャルワーカーですね。
つまり、ある意味人間に関わることは何でもというところもあります。
Oppressed Peopleには色々な人々が含まれるのですから。
貧困者、差別される人種、女性、子ども、ゲイ・レズビアン、移民、難民、。。。。
などなど千差万別。
ということで、研究者達の研究対象も広いということです。

研究の概念、理論、方法論も色々とありますが、
それは、その研究者個人がJustify(正当化)することが出来れば
どの方法でも良いということです。
その中でも、中々交わることが少ないのが、
事実、真実とは研究者が客観的に見る事ができるものなのか、
それとも被験者の主観的な内容が重要視されるべきなのかというところですね。
私にとっては、どちらかが絶対とはなかなかいえないのだけどね。
ただ、Realityは必ず客観的に誰の目から見ても平等に見ることが出来るって
そう思う事は、疑問が多いにあります。
ある意味、そういう見方は、研究者=権威者となりかねないから。
その問題に実際悩まされてきた人々の考える事は大事な論点であるべき。
彼らを置き去りにしてしまう研究は、
特に弱者であり、社会から抑圧されてきた人々の研究をするときには、
考えなければいけない事が多いと思います。
これはあくまでも私個人の意見ですが。

なーんて事を日々考えながら勉強しています。
研究者となっても、根底はソーシャルワーカー。
人を助けてナンボの世界なのだと実感しています。
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5月に卒業予定の博士候補者達数名が
この数週間中に博士論文のディフェンスを行う。
簡単にいうと、コミッティーの教授達に囲まれ、
自分の博士論文の正当性を主張するという事なのだけど、
これに成功すれば、晴れて博士となり卒業。

私にはまだまだ先だと思いきや、
今のうちから、この数週間で行われる全てのディフェンスを見学するつもり。
Ph.D.の生徒や教授陣は招待されているので、誰でも見に行ける。
まだコミッティーメンバーを決めてない一年生にとっては、
それぞれの教授が、どういう質問をするのか、
どの教授がサポーティブかどうかをチェックするには最適の場所。
数人知っている人もDefendするので、
彼らの博士修行の総集されたものも是非見ておきたい。
皆無事にDefend出来ますように。(-人-)

ここの所、授業以外にも参加したい行事が多く、
片道一時間もかかる学校に頻繁に通っている。
でも、こうやって色々な人と会って人脈を作っておくのも大事な事だと思う。
勿論学校の授業もだいじだけど、これもバランスだね。

まだまだ先は長いけど、兎に角今自分が出来る事を一所懸命やる事が大事だと思う。
少しずつ、一歩ずつ歩いていく先に、Dissetationという大きなゴールが待っているんだから。

What profit a man if he gain the world yet lose his soul?

家庭も仕事も学校もと沢山のことを両立して頑張っている人達も多い。
子育てをしていたり、他にも沢山のことを抱えている人もいる。
そういう私も、修士、そして全く一人身だったときの学士の時とは違い、
沢山のCommitmentが増えている。
ここでは一々挙げ連ねない事もおおいけど。
そのバランスをとるって本当に大変なことだけど、
それも心の持ちようなんだと、博士課程四年生のLに教えてもらった。
今学期の初めに知り合ってから、色々サポートをしてくれる心強い先輩。
多分年齢的には私とそれほど変わらないとおもうから、
やっぱり歳を重ねると、社会的に責任を嫁せられるCommitmentは増えるわけで、
彼女も最初は、そういう事と格闘していたという。
彼女からメールが来て、こんな応援の言葉をくれる。

『兎に角自分と家族の為の時間を大切に過ごしてね。
私はそれをしてこれたからこそ、いま卒業が見えてきているの。
私は、若い頃とは違い、こうやって沢山のCommitmentを抱えている、
でにそれは、大事な宝物でもあるのだから、 うまくバランスをとってね。
若くて全ての時間を自分にかけられる人と自分を比べて
自分を追い詰めない事。 勉強も家庭もパーフェクトにしようなんて考えない事、
そうすれば、数年後に頭も心も博士にふさわしい何かを得られるわ。』

博士課程のしんどさが直接、間接的な理由となり
離婚に発展していった人も少なくないという。
家庭があり、仕事もして、そして学校に来ているひともいる。
幼児を抱えて、子育て真っ最中の人も居る。
それはどこかでバランスを崩す事もあるはず。
短いようで、長い博士課程という数年に色々なことがあるのだろう。
勿論、離婚を選択した人達も、沢山の事を悩んだ結果であり、
それを非難する気持ちは毛頭ありません。 
それは、個人個人の選択だもんね。
勉強だけは妥協したくないという人も居るだろうし、
それが家庭よりもっと大事だという価値観の人も沢山いると思う。
それはそれで素晴らしい事だと思う。
ただ、私はそれをしたくないという事かな。
私は、欲張りだから、どっちも欲しいという事。

バランスをとるという事は、どこかで、何かに妥協しなきゃいけない事だし、
そうする事で、二兎を追うもの二兎を得る事ができると思う。
完ぺき主義者で、何もかもパーフェクトにと思ったら、きっと何かを失ってしまう。
私も、自分だけに感けられる時間がある時期だったら完ぺき主義でいられたけど、
そこらは上手く、バランスをとることが出来るようになった。

私にとって何よりも大事なものは、夫と家族。 猫達も大事な家族。
そして、学校以外の大事な友人たちとの時間も大切。
そして、次に自分の夢。 これをバランスよく過ごせたらいいなと思う。

What profit a man if he gain the world yet lose his soul?

この言葉の通り、博士号(the world)を取得した時に,
大事な家族(私にとっては彼らこそがSoul)がそこに居て欲しい。 
彼らが居てくれるからこそ、この夢に意味が在るのだもの。

来週はやっとスプリングブレーク☆
普段会えないお友達に会おうと計画中。
そして、普段出来ない家族孝行もしなくちゃいけません。(^^)
普段手抜きな家事も、少しは念入りに。
そして、すっかり春らしくなってしまい焦っているのが
庭の手入れ。 新しく買った球根が沢山あるから、植えなくっちゃ。

この週末には、ダラス界隈のクラスメートたち数名が我が家に来てくれる予定。
勉強会もかねてだけど、実際はたまにはハメはずそうという趣旨。
人数が少なくなった事もあるけど、
このところ、皆凄い結束している。
実際数セメスターあとは皆との授業も終わり、
その後は博士論文との孤独な戦いがまっている。
でも、その先の頃までもお互い助け合おうという雰囲気になっている。

今日も、私がこれから先の研究の事でいろいろ悩んでいた事に、
数人で一緒に悩んで、解決方を見つけてくれた。
それも、心からそうしてくれているのが分かって、本当に嬉しかった。

近いうちに、授業前に皆で遊園地にいってジェットコースターに乗る予定。(^^)
そういうストレス解消方もあるわけだよね。

今学期は特に教授陣に恵まれている気もする。
統計の教授は相変わらずオモロイおっちゃんだし。(^^)
かれの授業も面白いし。
そして、質的リサーチの教授も、色々悩んでいた将来のリサーチについて
本当に親身になって色々と話をしてくれている。
彼女のクラスはマスターの時とって、勝手に悪印象をもっていたんだけど、
その悪印象の原因が、実は違うことに在ると知り愕然とする。
人を簡単にジャッジしてはいけないと、学期の初めに決めた事が項を成したか、
とても親近感を感じるほどの関係になっている。
つくづく、人を簡単に判断しちゃいけないと実感。

やる事は沢山あるんだけど、精神的に先学期より本当に楽だ。
サポートがあるって、本当にありがたいことなんだね。
人は一人で生きているわけじゃないって、ここでもつくづく実感。

戦々恐々としていた(^^)高等統計のクラス。。。。。
これが、面白い!
一つの理由が、教授の教え方なんですね。
彼は、『難しい事を、簡単な言葉で教える』という
教授としての根本が出来ている人だと思います。

難しい事を、難しい言葉を並べて喋るのは誰にでもできるんだけど
この難しい事を、簡単な言葉で伝える事が出来るというのは、
『人に教える』事には、何より必要な事だと思います。

余談ですが、私の夫が正しくこの通りの人なのです。
彼は学校の図書館の本は全て読んだというほどの、
あらゆる方面への知識をもっている人なのですが、
私がアホアホな質問をしても、決してバカにしたり、
『これも知らないのか』と偉ぶったりする事なく、
本当に分かりやすく沢山の事を教えてくれる人なのですね。

私は昔、日本の某音楽ウェブサイトで翻訳の仕事を派遣でしていた事があります。
もう十何年も昔の話で、ネットをしている人はまだまだ少ない頃。
その頃の私はHTMLが何だかすらわからない状態。
ただ記事の内容だけを翻訳すればよかったんですが、
ネット関係のアホアホな質問をするたびに、
そこのいかにもPCお宅な専門家たちに、鼻で笑われた覚えがあります。(ToT)
で、何も分からない私に、これまた専門用語を羅列して説明してくるのです。
知っている事は凄いし、尊敬しますが、
それを噛み砕いて、丁寧に説明してくれない事に居心地が悪かったのを覚えています。
これって反面教師であり、自分もそうならないようにしたいと思っています。

話はそれましたが、今回の統計の教授がその逆なんです。
オヤジギャグも面白くて、一粒で二度美味しい教授。(^^)
ネクタイしてるんだけど、靴はいつもスニーカー、
そして外で会うといつもリュックを背負っているんですよ。
この教授、『ぼくは一生学生でいたい!』って思えるような
未だに勉強や研究に没頭している人なんだねと、クラスメートと話していましたが、
それだけ本当に教える事に熱心です。
クラスの人気者になっています。

そして、もう一つこのクラスが面白いと思った理由が、
習っている事が、何と学士の時習った事が今のところ殆ど。
というのも、ビジネスの専攻だったので、学士でも統計のクラスを三つは
とらなければいけなかったんですが、
それが今になって役立っているという事です。
とくにマーケティングの専門だったんで、統計は何処でも使わせられていました。
その頃の記憶が今頃蘇ってきたとういわけです。

悲しいのが、この十数年前のことが、ありありと思い出せて、
自分でもスラスラ宿題とかできちゃうんですが、
ついこの間読んだ文献のことが思い出せない私。(爆)
これを、老化現象というようです、うひひ。(^^)

というわけで、嫌だなぁと思っていた高等統計のクラス、
何だか面白い状況です。
案ずるより産むが易しって事なんでしょうか。

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40を過ぎて、博士修行に挑戦中。
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