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テキサスの空の下、猫の事、学校の事、家族の事。。。
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interracial1
結婚して10年以上も経つ私たちにとって、
自分達が所謂『Interracial couple (異人種間のカップル)』
なんだと深く考える事は殆どないと思います。
ふと二人で並んでいるところを鏡でみれば、その違いは見えるのだけど(^^)
普段の生活で、そういう違いを感じることは全くありません。
それでも、特に保守的なテキサスに越してきてからは、
比べてみるとリベラルなニューヨークに居た時とは違うと感じることもあります。
街中で、じーっとは見つめられることもあるし、
スーパーのレジなどで一緒に並んでいても、
夫と私は一緒ではないと思われ、別々にお勘定をしようとする人も居ます。

これは保守的であり、又保守的な宗教の空気の中では往々にしてありえる事です。
この人種間の関係は、ある意味日本よりアメリカの方が
未だDivide (分裂)されていると思います。

昨日の質的リサーチ方法論のセミナーのクラスで、
この『Race relations』を課題にして、
インタビューをしようという事になったのですが、
さてリサーチの被験者に行うインタビューでの質問を
クラス全員で査定していたのですが、
普段のカジュアルな会話の中での『人種問題』とはちがい、
プロフェッショナルな雰囲気の中での会話のなかで
とても全員正直な意見を交換する事もできました。
そして、どういう質問が被験者から正直な意見が取れるかなど
有意義な事を話し合えたクラスでした。
クラスは八人。
そのうち二人がアフリカン・アメリカン、二人がアジア人、
そして残りの四人がコケージアン(白人)でした。

自分達が育った環境で、家庭内でどういう会話があったのか、
親の意見が自分達にどう影響したのか、
もし異人種カップルを見たらどう思うか?
等々の被験者への質問事項が上がっていきましたが、
どれも客観的な意見なので、面白かったです。

公民権運動から未だ50年ほどのこのアメリカは、
まだまだRacial Divide(人種間の隔たり)が大きいのは確かです。
そう遠くない昔には、異人種間の結婚を違法とする法律もありました。
(カリフォルニアでは白人とアジア人の結婚を違法としていた事もありました。)

個人的には、そんな法律が廃止されていることをほっとしますし、
違う人種と一緒になったからこそ見えてきたことも多く、
『違う他者』を理解しよう、受け入れようという態度も育てられた気もします。
しかし、人間のなかにある『違う他者』への恐怖は
社会のなかでは、大きな問題への引き金になることも多々あるのですね。
アメリカは本当の意味でのMelting Pot(坩堝』となることは在るのでしょうか。
これも一つの大きな社会問題で、考える事が多いです。

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