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テキサスの空の下、猫の事、学校の事、家族の事。。。
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この一週間、家でのんびり~と思いきや、
何だかアチコチ出歩いている状態です。(^^)
ボランティアも幾つかこなしました。
出来るだけ、草の根の部分を忘れたくないから。
教科書上にはない何かを学ぶために、参加しました。

そして、片道一時間弱かかる学校にも、
学期が終わったらいく気がなかったのですが、
何だかんだ用事ができて行ったりしています。

何年か先輩の人達や教授陣と、
ゆっくり学校で話す機会もあったり、
忙しいセメスター中には出来ない事だっので
色々な角度から、これからの自分の通る道のお話が出来て良かったです。
数年前には、私と同じ道を辿っていた人達の励ましは心強い。
そして、うわべだけではない、根の張った人脈つくりもとても大切で、
休み中だからこそ、そういう事に時間をさいてみたいと思います。

そして、私が先学期、一つ大きな反省をしたことがあります。
次のセメスターから繰り返さないようにしたい事。
だからこそ、色々自分で、この休みに見つめてみたい事。
それは、日々の大変さや、競争の激しい独特な空気の中、
『助け合う』という気持ちが、最後の方になって薄れてしまった事なんですね。
心の余裕がなくなったとき、本当の自分が見えてきたりする。

一人の数年上の生徒が、
『ここは、ただのPh.D.じゃない。 ソーシャルワークのPh.D.。
 幾ら競争が激しいからといって、困っている人に知らんふりしたり、
 自分より出来ない人を見下したりするのは本末転倒。』
というような事をいっていましたし、
数人の教授陣も、実はそういう人間性の部分を、将来博士になる人間として
成績以上にチェックを入れているという事に、とある会話から気がつかされました。
教授陣、『弱きを助ける』態度をきちんと見ていたんですね。
これも、時間がある休みの時の会話から学ぶ事が出来ました。
休みとはいえ、色々収穫があります。

私は忙しさに感けた事だけではなく、
実際、毎週誰かが去っていくサバイバル的な雰囲気のなかで、
心が冷めていく自分に気がつくことができました。
幸い、最後の数週間で、『はっ!』とさせられる瞬間があり、
博士課程という過酷な環境の中でも、
自分の心の状態は、周りがどうであれ、自分次第なのだと気がつかされました。

人間の心の中には、誰にでもドロドロとした部分がある。
それを知っているからこそ、そのドロドロを最小限に減らしていく事が
『人間』としての仕事の一部なのだと常々おもっていた自分が、
やっぱり、『心の余裕』がなくなったとき、
他人の事より自分の事が大事になり、
他人の失敗を冷ややかに見つめていたり、
他人の欠点ばかりが目に付いてきたり、
と、嫌な自分に傾きかかっていた時期がありました。

でも、違うんですね。
それって、他人のことじゃないの。
それは、結局自分の事。

そして、何で私はソーシャルワークを勉強しているかという
一番大事なコアな部分を忘れていたという事。
確かに、そういう事を忘れている人達も、教授陣にも生徒にもいます。
でも、それはその人達の生き方。
自分は、そうは生きたくない。 
人間としての大事な、人を思いやる心や、困っている人を助ける心が
かけていかねばドクターになれないのであれば、
私はドクターにならなくても良いと思います。
実際、精神的にも安定した生徒たちもいるのですから、
それは全く無理な事ではないのですね。

人にドクターと呼ばれる人間になるのならば、
人間性も、それに適したものをもっていないといけないと。
これも、全て自分自身の心が決める事。
そして、それに向けて努力をする事。
これも大事なんだと実感しました。

人間死ぬときに、神様は、
『おー、博士か!』なんて事を言うわけもなく、
そんなことは、どうでも良い事で、
『どう生きてきたか? 周りに何が出来たのか?』
という事を問われるのだと思うのです。

面白い事に、そう思ってからのほうが、
学校の勉強も楽しいものに変化しましたし、
もっとクリアな目標も掲げられるようになったし、
改めて、ネガティブはネガティブしか生まないし、
ポジティブがポジティブを生んでいくんだと、
そして、それは誰でもない自分の心一つで変わっていくんだと思いました。

この歳になっても、毎日勉強です。
まだまだ欠点だらけの自分だけど、
その欠点を見つめてみて、
そこからどう良い方向に変化させていけるのか、
そういう意味で自分の可能性を見つめてみたいです。
おばあちゃんになっても、ね。(^^)

来学期、こういう自分の欠点を克服して、
勉強もさらに頑張っていきたいと思います。 
博士課程の修行は、私に勉学以外の部分の成長も促してくれています。

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色々な意味でチャレンジングな事ばかりでしたが、
無事に昨晩の最後の試験で今学期が終わりました。
心の中にある言葉は、やっぱり『感謝』しかないかもしれない。
沢山の人に支えられていると実感しています。

もちろん、支えてくれた家族。
特に、いつも私の決断を、そのまま
Unconditional(無条件)に支えてくれる夫には感謝の気持ちでいっぱい。
どんな時も、『リエルが幸せになる事をサポートする。』と
言い切ってくれて、ありがたいです。

結局一学期が終了するまえに、
すでに八人の人が去っていきました。
それぞれ、いろいろな事情があったと思います。
何よりも、仕事との両立が出来なかった人が多かったようです。
生きていくためには仕事をしなければいけない、
仕事する事自体大変な事でストレスもたまるだろうし、
その上、学校の授業は修士の時とは比べ物にならないほど難易度は高い。
でも、どちらかを取れといえば、殆どの人は
生きていくために仕事を取らなければいけない。

そう思えば、やっぱり働かなくて良い今の状況に
感謝せざるを得ない。
そして、やむをえない事情でやめていったクラスメートを思うと、
不平不満はいえないと思いました。

フルタイムの生徒で、仕事をしていない私でさえ、
殆ど家に居る時間は机の前に座りっぱなしでした。
そうでもしないと、好成績は取れない状況。
勿論、成績だけを気にしているわけじゃないのですが、
平均がB以下であれば、容赦なく学校を辞めさせられるのですね。
学校側も、『出来ない人は去っていってもよい』という姿勢です。
確かに、そうそう簡単に博士になられては困るという事でしょうか。

でも、数人の教授陣に支えてもらったのも確かです。
授業自体も本当に厳しいものでしたが、
特に、最後の疲れぎみな数週間のあいだに、優しいコメントも頂ました。
普段厳しい教授陣だけに、本当に嬉しかった。

授業中はシリアスだったり、厳しい雰囲気の統計の教授が、
彼女のオフィスに質問があり、二人きりになったとき、
『貴女は頑張っているわ。 貴女には何も心配はないわね。
落ち着いているし(それは年の功ともいうが・爆)、
成績も取れているから、これからも頑張ってね。
私の授業が終わった後も、何かあったらいつでもいらっしゃい。』
といわれたとき、何だかジーンと涙が出そうなくらい感動しました。
そして、これまた違う意味で厳しい、哲学的なことを教えるクラスの教授も、
『頑張ったわね。 これからも何かあったら私のところにいらっしゃいね。』
と言ってくれた。
これまで頑張ったことへの評価と、
これからもサポートをしてくれるという優しい気持ちが嬉しかった。

多分、教授陣はミーティングで打ち合わせ済みで、
どうやって博士課程の生徒たちに厳しくするかを話しているはず。
だから、学期中は辛くあたっていたとしても、
こうやって、期末時期にプライベートで話すと、
気遣ってくれる本心が垣間見えたりしました。
普段が厳しいだけに、こういう言葉は本当に身にしみて嬉しかったです。

六週間ほどお休みですが、また来学期頑張れるように、
ゆっくりしたいと思います。

久々に、『勉強をしない』一日を過ごして、
ちょっと戸惑っている状態ですが、
まずは、部屋中に散らかった文書類の山を片付けなければ・・・・。(^^)


ふと気がつくと、既に11月半ばですねぇ。
あっというまに過ぎたここ数ヶ月。
今頃やっと学校に慣れてきたというか、
Ph.D.の勉強の仕方になれてきたという感じです。

クラスメートは既に半分の8人。 
結構今までの学年の人達より減るのが早かった様子。
いろいろな事情や、あまりのやる事の多さに圧倒されてしまう人もいました。
気がつくと、『あれ、○○さんは?』という事が
毎週月曜日に起こっていました。 
最初の学期が、兎に角山場だと言われました。
これを乗り越えれば、大分となれて来るし、やめる人もいなくなるそうです。

勉強はそれだけ大変だし、
私が想像していた以上に、修士のときより難易度は高いです。
入学したての時に、学校がPh.D.の生徒のウェルカムパーティーを開いてくれました。
学校のボールルームのような素敵な場所で、コースのランチを頂きながら、
教授陣、そして既にPh.D.の入って数年たつ人達と色々なお話をしたのですが、
あまりの特別待遇に、
『ほー、これが博士過程の生徒達の扱いなのねぇ、修士とは大違いだ。』
と思っていたのですが、それだけ一人一人のPh.D.生徒にはお金と時間を掛けるわけで、
それにそぐわなけれが、いつでもやめてもらってよい
というメッセージでもあったのかもしれません。

これだけ大変な勉強をつづけるには、やっぱりMotivationやMissionを感じていなければ
大変だし、自分も苦しくなりかねないと思う事頻繁。
私も日々の課題に追われているときに、
ふとそのMotivationというものを忘れそうになるという事もありました。

そんな時、この手製のチューリップの造花の写真を見るのです。
このチューリップは、私が人身売買や家庭内暴力の
被害者の人達のセラピーをしていた時に、
その被害者の一人の女性が、シェルターにある廃品を使って作ってくれたものなのです。
私のデスクに飾っていたのですが、今でも写真を大事にもっています。

『貴女の親切を忘れません。 貴女の心を忘れません。
 私は何ももっていないけど、お礼に私の心と、このお花を差し上げます。
 一生懸命作りました。』

といって手渡されたチューリップの造花。 廃品で作ったものには見えないほど。
シェルターの外にあった土を廃品のコップに入れて、
作ったチューリップを生けて作ってくれました。

Ph.D.というややもすると、実際のPracticeの場所から距離を感じる場所で
人助けのプロとなるために勉強していると、忘れてしまいそうな大事な事があって、
それを、このチューリップの写真を見るたびに、思い出させてもらいます。
大変な勉強だけど、前向きに、高いMotivationを持って頑張りたい、
そんな気持ちにしてくれる大事な宝物です。

あと数週間! がんばるぞー!

ここ最近、イジメによる子どもたちの自殺のニュースをよく目にします。
それは日本だけでは決してなく、アメリカにおいても大きな問題となっています。
心理学者によって、イジメ防止のプログラムも研究されだしています。
アメリカと日本のイジメの違いはそれほどないことに驚いたことを覚えています。
しかし、日本ほどにイジメによる自殺のニュースは目にする事がないのです。
それでも、多くの個人やプロボノの組織がイジメ防止の活動をしています。

イジメが原因で自殺したというニュース。
十代の半ばの子どもが、一人で首をつって死ぬというとてつもなく大きな悲しみと孤独。
その悲しみは本人にも家族にも降りかかります。

それは過ぎ去った過去といっても、こういうニュースを耳にするたび、
私も15の春に一瞬にして戻されてしまうのです。

このSCTの前にもっていたサイトはKissing Postというサイトでした。
そこでは、私の通ってきた道のりや、経験が少しでも誰かの力になればと
包み隠さず色々なお話をしていました。
その頃からのお客様であれば、もう内容はご存知であると思います。

15の歳に起こったイジメは、その後の17年という月日の間、
私の人生に大きな影を落としたのでした。
今の私を知る人からすれば、その頃の私は別人のようでしょう。
イジメが原因で、その直後からものが食べられなくなる、
つまり摂食障害をわずらう事になったのです。
長い長い真っ暗なトンネルは、現在の夫と出会う32歳の時まで続いていました。
そうなんですね、今の夫こそが私の命の恩人です。
彼と出会っていなければ、今の私は確実にいなかったはずです。
その間に、何度『もう生きていたくない。』と思ったことでしょう。
私が子どもが出来ないのも、勿論元を辿れば原因はイジメということでしょう。
イジメとは、それだけ過酷なことなのだということ、
苛める側の子達もしっかり理解してから考えなおして欲しい。

日本のイジメに対する対応が、私にはあまりに遅れているとしか思えないのです。
外部の人間のいうことですから、当事者の方からすれば、『努力はしてる』
ということかもしれないですが、
それでもあえて言わせてもらえれば、
どうして、こんなに沢山の、それも『子ども』という年齢の命が失われなければ成らないのか。
学校のありきたりの『イジメがあったかもしれない』というあいまいな答えに
失われた幼い命の事を想うと、悲しみは増すばかり。

イジメに耐えている子ども達。
どうか死なないで欲しい。
どんなに辛くても。
それは決して親や学校の為ではなく、
貴方たち自身の魂の為。
そして、貴方たち自身の、いまは余りにも見えない将来のため。

病気が理由で、何もかも上手くいかなくなる事に苛立つこともありました。
イジメの挙句に、世の中をうらみ、高校のときは道をはずして生きていたときもあります。
人に必要とされるどころか、人に迷惑ばかりかけて生きていました。
それでも、生きていて良かったと心底想うのです。

今私は幸いにも、夢をもっていきる事ができるようになりました。
そして、この夢の現実で、私と形がちがったとしても辛い思いをしている沢山の人の
何らかの手助けが出来たらいいと想っています。
人に必要とされる人間になることも出来ました。

イジメにあっている子達。
死んではいけない。 
どんな形でもよいから、逃げて欲しい。
その今起こっているイジメという場所から逃げて欲しい。
それは弱虫でもなんでもない。 いや、逃げる強さもつけてほしい。
助けを求めて欲しい。 助けを求める相手の耳にしっかり入るまで
助けを求め続けて欲しい。 

将来の貴方を待っている人達が、沢山沢山いることを忘れないで欲しい。
今は見えない、でも必ず将来現れる、貴方を必要とする人達がいる。
それは、私が経験者として断言できます。
お父さん、お母さんのためじゃない、
君たち自身のために、死なないで欲しい。

気がつくと、十月も半ばを過ぎています。
ちょっとここのところ一ヶ月の記憶が薄い・・・・あはは。
いやー、忙しかったです。
忙しい、忙しいっていうのは余り良い事じゃないんですが。(^^)
でも、ある意味充実しているのだと思えるのです、
それがどんなに大変な時期だとしても。

中間地点で、すでに五人が去っていきました。
つまり、三分の一がいなくなったという計算です。
それは決して学力が足りなかったという事じゃないのですね。
どの人も、Ph.D.まで来ているので、それなりに優秀な人ばかり。
でも、人生にはタイミングってあるのですね。
妊娠が発覚したり、仕事との折り合いがどうしてもつかなかったり、
家族の中でのほかのコミットメントの比重が大きくなったり。

そう、クラスのどの人に何が起こって、
ある日突然生活のバランスが崩れてしまうかは分からない。
それだけ、Ph.D.のプログラム自体にコミットする時間は、
日々の生活の中でとても大きい。
皆平均して、週に最低30-40時間は勉強しているはず。

私も最初の数週間は兎に角、その量に圧倒されて、
翻弄されそうになった事もありました。

何より大事なのは、周りのことにコントロールされない事。
カイロの先生とよく心理のお話をするのですが、
彼が一言こんなことを言いました。
『問題が自分をコントロールしだす前に、自分が問題をコントロールできるかがキーだね。』
これは実に、人間の日々の心理を言い当てた言葉だと思います。
問題に自分をコントロールさせた時点で、それは既にストレスへと変わっていく。

最初の大変な数週間、翻弄されそうになった数週間、
これを通ったからこそ、今きちんとバウンダリーを引いて、
落ち着いて勉強できるようになりました。(^^)

これこそ、Beauty of our mind. なのですね。
私たちの心は、何と自由自在なのでしょうか。
私たちが、周りの問題を私たちのバウンダリー内に入り込むことを許容しなければ、
私たちは、Problem freeでいられるのですね。
全ては、誰の心の中にでも存在する臨機応変さと強さによるもの。

そして、どうしたって自分がコントロールできない事を、
コントロールしようとしない事。
これほど、無駄な労力はありえないからです。

試練は、必ず何らかの一段階上の人生の答えを与えてくれるのだといつも思います。
最初の数週間の大変さは、また大きな気付きを与えてくれました。
気付いた事を、実行するかどうかが実はまた難しいことなんですが(笑)、
誰でもない、自分自身のために、そういう努力もしてみようと思っています。

勉強量は多いけど、本当に大事な事を沢山学んでいます。
将来、教授となり学生を教える事もありえるわけだから、
(私は他にも目的があるのですが。)
今教わっている多面な事をおろそかにせず、身に着けて行かねばと思います。
そういう責任感も実感せねばと思えています。

少しづつ、色々な教授陣とも交流を深めています。
来年になれば、コミッティーのメンバーになってくれる教授を五人見つけねばならないので、
今のうちから、学校で時間が在るときに、色々な教授とお話する機会を作ろうとしています。

とにかく、マイペースで、そして周りのProblemに翻弄されないように、
しっかりと舵をとることで、よいPh.D.生活がおくれるのではと思えています。

なんて、年配Ph.D.生徒は、余計な人生観まで考えちゃうんですね・・・あはは。
ゴタク並べてる間に勉強せー!ってところでしょうか。(--;)

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猫のお腹のにおいを嗅ぐこと☆
自己紹介:
40を過ぎて、博士修行に挑戦中。
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